本日は、KENTOひまわり園で行われた健康教育のプログラムの一つを見に行きました。
今回は、大阪医科大学の学生ボランティアの方々が自ら考案、作成した幼児・小学生対象の健康体験教室を実践したものでした。子ども達が楽しそうに遊びながら学んでいました。学生の方々は、保育士さんのように子ども達の反応を見ながら、丁寧に教えていました。
さて、このKENTOひまわり園では、地域の高齢者と園児が一緒に体操する行事(公立も実施)や、地元の人間科学大学の子ども保育学科と連携した健康教育プログラムの研究など、幼児とその親世代への魅力ある健康教育を行っています。
KENTOひまわり園が所在する地域は、今、北大阪健康医療都市・健都のまちづくりの真っ最中です。この健都での健康寿命の延伸のまちづくりでは、高齢者にどうしても焦点が向きがちですが、若い世代にこそ焦点を当てなければならないのです。というのは、健康寿命の基本である予防医療の観点では、若い頃から健康に興味を持ち、意識して健康的な生活を送るということが肝になります。。
この幼児への健康教育は、食育・心育・体育・知育を基本とし、幼児から健康について学ぶとともに、その健康な心身を育成します。この際、幼児への健康教育には保護者の協力が欠かせません。基本は家庭になるからです。そこで保護者、子育て世代への健康教育も必要になります。
実は、この子育て世代への健康教育がミソなのです。
市は健康施策を行うにあたり、若い世代へのアプローチに限界を感じています。なぜなら、若い世代は健康であるがゆえに関心が低いというのが現状です。でも生活習慣病など若い頃からの生活習慣が、高齢となった時、健康に大きく左右します。それを踏まえ、彼等を健康へと関心を向けさせるには、この健康教育を活用することが効果的・効率的になります。これは議会での一般質問でも行いました。(参照:全世代への健康施策、幼児への健康教育)
KENTOひまわり園では、幼児、そして保護者への効果的な健康教育を研究しています。
これが摂津市のモデル園となれば、それを普及させ、摂津市全体の健康寿命の延伸に活かせます。
私もKENTOひまわり園に人間科学大学の先生を紹介、市担当部署との意見交換の場の設定など頑張っておりますが、今後もしっかりと支援して参ります。
<健都へのリンク先>