12月16日の市定例議会にて、私は「ちっちゃな摂津のでっかなダンス野望とシティプロモーションについて」という一般質問を行いました。
本質問では、本市の市民の方々のダンスの取り組みや、教育での活用、そして高齢者向けのリズム体操・健康体操等について、文化促進・教育効果・健康効果の有効性を改めて確認することともに、それらをシティプロモーションに活用することについて議論しました。
コロナ禍において、改めてコミュニティ・コミュニケーションの大切さ、身体を動かすことの大切さ、そして心の健康の大切さが認識されています。ダンス(健康体操含む。)はそれらを包括できる取り組みです。
そして、ダンスは生き生きとしたまちのイメージをもたらし、シティプロモーションに有効です。
市民との共同参画による取り組みが可能です。
ということで、本市でのダンス(健康体操含む。)の普及とそのPRを行い、またシティプロモーションに活用するよう、まずは既存事業(市民芸能文化祭等)とコラボするよう要望致しました。
詳細は下記の議事録を参照ください。
(関連写真等)
令和2年第4回定例会一般質問 ~本会議2日目 令和2年12月16日~
議事録(抜粋)
2 ちっちゃな摂津のでっかなダンス野望の実現とシティプロモーションについて
○松本議員
2ちっちゃな摂津のでっかなダンス野望の実現とシティプロモーションについてですが、本市シティプロモーションにおいてハード面では新幹線公園や健都などがありますが、ソフト面が不足しています。
そのソフト面において、ダンスが大きな可能性を有すると考えます。そこで、本市のダンスの現状をお聞かせ下さい。
(略※)
○森西議長
生活環境部長
○松方生活環境部長
摂津市におけるダンスの活動状況についてのご質問にお答えいたします。
摂津市の公共施設の利用の観点からはダンスの状況を見ると、様々な場所でダンスの練習や発表会が開催されております。市民文化ホールでは、令和元年度は年間261件のダンスでの利用があり、全体の約10%を占めております。また、市内の体育館においても年間100件ほどのダンスでの利用が見られます。
現在、市主催のイベントとしまして毎年、市民文化ホールで秋に実施している市民芸能文化祭があり、全3日間のうち終日ダンスの発表のみ行っている日を作らなければならないほどダンス発表は盛況であります。令和元年度の実績では、8時間にわたり13組637名の方が発表行い、約2,600人の観客を動員しました。
音楽に合わせて体を動かす健康体操も含め、ますととさらに多くの市民が汗を流していることとなります。
また、ダンスの裾野を広げる活動として、指定管理者によるキッズダンススクールが開催されており、定員いっぱいとなるという教室もございました。
(略※)
○森西議長
松本議員。
○松本議員
次にちっちゃな摂津のでっかなダンス野望ですが、ダンス活動が大変盛況であると理解しました。
さて、昨年は産経新聞にも取り上げられた味舌小学校での足早ダンスなど、教育におけるダンスの取組みおよびその効果について、お聞かせください。
○森西議長
教育次長
○北野教育次長
ダンスは、小・中学校の学習指導要領に、自己を表現する楽しさや喜びを味わうことなどを目的として示され、市内小学校では表現運動として、中学校では創作ダンスや現代的なリズムダンスとして取り組んでおります。
仲間と一緒にダンスに取り組む事は、表現力を豊かにする事はもとより、コミュニケーション能力の向上など教育効果が得られるものと考えております。
議員お示しのリズムダンスを活用して体を動かすことを楽しみ、体力向上につながる「足が速くなるダンス」や地元に伝わる歴史からオリジナルダンスを創作する踊育のように、プロの外部講師から直接高い技術を学ぶことは子供の意欲の向上につながるため、取り組む効果は高いと考えております。
○森西議長
松本議員。
○松本議員
教育面でのダンス効果は高いものと理解をしました。本市は児童の体力課題がある中、その解決につながる足早ダンスなども含めダンスと教育の効果的な取組みを要望致します。
続いて本市での高齢者向けのダンスの取り組みと効果について、お聞かせください。
○森西議長
保健福祉部理事
○平井保健福祉部理事
本市では、介護予防目的としまして、楽しい音楽とともに、かかと上げや上体ひねり、バランスの動作、スクワットなどを行う、オリジナルの「摂津みんなで体操4部作」を作成し、DVDやCDを無料で配布するなど市民への普及を図っております。
体を動かす事は、生活習慣病や、高齢者の認知機能・運動機能等と関連があるとされており、活動量の増加やフレイル予防は、心と身体の健康を維持し、健康寿命を延ばすために大切なことでございます。
体操はご自宅で個人でも楽しめますが、グループで行うと継続しやすく、また、仲間づくりや社会参加、地域活動の活性化にもつながるものでございます。
市では約60の健康づくりグループが集まる、年2回のグループ間交流会が開催されており、令和元年度は延べ約800人の参加ございました。
○森西議長
松本議員。
○松本議員
高齢者の心と身体の健康の為にリズム体操等が盛んであると理解しました。
これらを踏まえ、ダンスは文化促進に加え教育、健康に良い効果をもたらします。加えてダンス人口も多く、商工会青年部でダンスユニット育成もありました。
まさにダンスは、市民との共同参画ができ、また生き生きとしたまちのイメージを作り、シティプロモーションに活用できるものですが、どうお考えかお聞かせください。
○森西議長
市長公室長
○大橋市長公室長
現在、本市では、学校での取り組みのほか、健康体操やダンス教室等で多くの市民の方がダンスに取り組んでおられ、ダンスには文化面や教育面、健康面におきまして、より良い効果がある事は認識をいたしております。
その中でも健康は、市政運営の重点テーマであり、本市のシティプロモーション戦略の基本方針で定めている、魅力発信の柱の1つでもございます。
各課とも連携を図りながら、「ダンス」を効果的に活用し、「健康のまち」といった市のイメージアップにつながるような情報発信について検討して参りたいと考えております。
○森西議長
松本議員
○松本議員
是非、本市のダンスのソフトパワーを情報発信して頂きたいと思います。
ダンスは様々な分野で効果があり、老若男女問わず楽しく参画できるものです。健康体操を含めたダンスをさらに普及、そしてPRされるよう、まずは、既存事業とのコラボ、例えば市民芸能文化祭のダンス部門を特段PRされるなどの取り組みを要望致します。
以上です。
(完)